社長インタビューの記事一覧
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2022.03.01社長インタビュー
【株式会社遠興】変わり続ける勇気と変わらない原点を胸に、遠興はこれからもお客様に満足していただけるサービスを届けます
1. 会社名 :株式会社遠興 2. 氏名 :松下 鋼一 3. 役職 :代表取締役社長 4. 年齢 :53歳 5. 趣味 :読書 会社に対しての思いをお聞かせください 時代に合わせて変化すること。 原点を見つめ続けること。 「地元の産業と雇用を守りたい」。1942年、深刻化する貧困と雇用の問題を前に荒物雑貨店をはじめ、機械鍛冶屋、麻加工業、マオラン栽培業など、それぞれの経営を集結し、新たな事業を進めていくという独自のスタイルで「遠興(当時:遠州興業社)」は生まれました。 当社の経営理念「興業為使命」は業(ぎょう)を興(おこ)すを使命(しめい)とす、と読みます。 一人ひとりがアイデアを出し、新しいビジネスに果敢に挑戦する。創業当初から育まれてきたこの精神が、私たちの原点です。この原点ともなる精神を私たちは深く胸に刻み、時代の声やお客様のニーズに合わせ、時に潔く変化しながら、これからも歩み続けます。 変わり続ける勇気と変わらない原点を胸に、遠興はこれからもお客様に満足していただけるサービスを届けるべくたゆまぬ努力を重ねてまいります。 どうぞ皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 商品に込めた熱い思いをお聞かせください 商品を届けたその先にある 現場の「ひと」に本当に必要なもの 分包機や配薬カートなどの大型機材からプラスチックグローブなどの消耗品まで、薬局や介護施設で必要な商品が全て揃うラインナップしております。 ですが、私たちの仕事は、お客様に商品を届けることだけではありません。その商品がどう機能すれば、その先におられる患者様や利用者様にとってよりよいサービスになるか。業界全体の流れを見極め、医療介護の現場で本当に必要とされているものを考え、提供し続けます。選定・使用方法についてのご相談はもちろん、勉強会の開催など、商品の向こうにある現場のニーズを見つめた取り組みを行っています。 思い入れのある商品、またその商品の開発秘話をお聞かせください 思い入れのある商品とは少し違うかも知れませんが、時代のニーズに則した商品を提供することを恒に心がける様、社員に話をしております。 近年では介護分野に於いて、コスト重視ではなく、『遠興のサービス(アドバイス)が必要』と最終利用者様に云って頂けるよう当社では、各営業所にオムツフィッター(1級~3級)を配置しております。フィッターがいる事により、病院・施設で介護現場に携わられている方々・薬剤師の方々からも講習会の依頼を請け、定期に開催してまいりました。 ご自宅で介護をされているご家族からは、夜起こされる事が無くなったといったお声もいただいております。 エリアによって提供可能なサービスは異なりますが、ニーズがあるところで仕事をつくりながら、社員がそれぞれ少しずつ成長している事を日々感じております。そういった意味では私の思い入れのある商品は“社員”ですね。 →株式会社遠興の商品一覧へ
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2021.12.25社長インタビュー
【三興化学工業株式会社】1931年創業以来、一貫して「働く人の手を守る」を合言葉に手袋の製造・販売をしてきました
1. 会社名 :三興化学工業株式会社 2. 氏名 :縄田 正一 3. 役職 :代表取締役社長 4. 年齢 :64歳 5. 趣味 :映画鑑賞(洋画・ドキュメンタリー)、スポーツ観戦、絵画鑑賞 会社に対しての思いをお聞かせください 当社三興化学工業は1931年に創業して一貫して「働く人の手を守る」を合言葉に手袋製造・販売をしてきております。種々手袋を扱っていますが、中でも医療現場での手術用手袋(唯一の日本ブランド)、放射性物質取扱い手袋が最も特徴的なものです。広島の小さい町(大竹市)で産声をあげ約90年脈々と続いてきた伝統を守りつつ、新しい分野に挑戦をしたいと考えている。 商品に込めた熱い思いをお聞かせください 全世界的に未曾有うなコロナに見舞われ、感染防護としての手袋の役割はより一層重要になって来ている。中でも医療現場の最前線である手術室で使われる手袋手袋は感染防護の最たるものである感じている。品質は勿論のこと、供給体制(量・タイミング)、価格、サービス体制等々利用者に包括的に満足いただけることが重要だと考えている。 日本市場での手術用出袋は海外勢に席捲されており、唯一の国産ブランドとしの意義は大きいと感じている。来年2022年には手術用手袋を国内生産する計画であり、3J(Japan Brand, Japan Technology, Japan production )を実現する。 思い入れのある商品、またその商品の開発秘話をお聞かせください 数年前に手術用手袋は日本市場もパウダーフリー化に移行し、当時国内で生産していた粉付手袋を止め、子会社であるマレーシアのサンケムでパウダーフリーの生産を開始した。開発当時は不良品が多く苦労したが、それを乗り超えて商品化したシルキーフィットシリーズは特に感慨深い。またアレルギー対策として引き続き出したラテックスフリーも今もメイン商品の一つである。 →「シルキーフィット」商品ページへ →「ラテックスフリー」商品ページへ また今後も計画的にラテックスフリーの新商品を上梓の予定で開発には一層の力を注力していく。 →三興化学工業株式会社の商品一覧へ
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2021.12.24社長インタビュー
【日進医療器株式会社】継続する事により蓄積する知見が、新たな取り組みへの速度を上げる「力」になっている
1. 会社名 :日進医療器株式会社 2. 氏名 :上島 一晃 3. 役職 :代表取締役 4. 年齢 :42歳 5. 趣味 :散歩 会社に対しての思いをお聞かせください 当社は、薬局・薬店を中心とした医療衛生用品の卸売業を母体としております。また、自社での開発及び他社との共同開発等を行う会社です。従業員数50余名、平均年齢55歳の中小企業です。来期70期を迎えますが、継続する事により蓄積する知見が、新たな取り組みへの速度を上げる「力」になっていると感じると共に、世の中の移り変わりや市場の変化に対し適応し継続させるには「力」がなければ達成できないと思います。 商品に込めた熱い思いをお聞かせください 卸売業としては他社製品、自社開発は自社製品という扱いになります。 取扱商品が一人でも多くの人に喜んで頂けるようにどうあるべきか、何ができるかを考え、適切なタイミングで実行に移すことが重要であると考えます。 思い入れのある商品、またその商品の開発秘話をお聞かせください オスモパッド / オカモト株式会社との共同開発の製品です。 開発秘話としては、元々「ピチットシート」という魚等の水分を浸透圧により吸収する製品がありました。その商品を、釣り好きの医師の方が患者さんの褥瘡に使用し良好な結果が得られ、オカモト株式会社に問い合わせた事が始まりです。この商品を通じて、様々な医療従事者の方と接する機会が増え、そこで多くの事を教えて頂きました。販売の浸透は納得できておりませんが、この商品の浸透圧による吸収力、皮膚へのやさしさは、誇らしく思える商品です。 →日進医療器株式会社の商品一覧へ
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2021.12.23社長インタビュー
【ハクゾウメディカル株式会社】一度作成した製品も現場で使用頂き、更にブラッシュアップしていくことを心がけています
1. 会社名 :ハクゾウメディカル株式会社 2. 氏名 :一橋 俊司 3. 役職 :代表取締役社長 4. 年齢 :53歳 5. 趣味 :ゴルフ 会社に対しての思いをお聞かせください 弊社は、医療機関様を直接訪問させて頂いてご意見、ご評価を伺った上で製品造りを進めている会社です。今回のコロナ感染症では海外生産品の調達や消毒剤関係の製品の供給が一時不足して大変ご迷惑をお掛けしました。弊社は、熊本と福島の2か所の工場で生産体制をより強化することで供給体制を整備して対応しております。 よりユーザー様に近くいることで現場が必要とするものを供給できる会社と考えております。引き続き当社製品のご愛顧を宜しくお願い致します。 商品に込めた熱い思いをお聞かせください 新しい製品を作成する場合に必ず医療現場、介護現場の意見を研究開発部の担当者が営業担当者と訪問して伺うようにしております。たくさんの方々の意見を伺うことで製品のかたちを少しずつ作り上げて製品にします。時間をかけてご意見を伺うことで現場に必要とされる製品を供給させていただいていると考えております。 また一度作成した製品は、現場で使用頂き更にブラッシュアップさせてリニューアルや別の仕様に変更することも継続して行います。製品を完成させた後の活動を行うことで日々変化する現場に必要とする製品になっていると考えております。 思い入れのある商品、またその商品の開発秘話をお聞かせください アルコール手指消毒剤のエレファジェルをあげさせて頂きます。当時は、液体のアルコール手指消毒剤が主で市場には海外製の製品しかジェルタイプはありませんでした。 高濃度のアルコール(80%アルコール)、手荒れしないような保湿成分、1日に何度も消毒を行うのでべたつきの少ない製品が開発品のターゲットでした。現場からの意見では、価格が安価なもの、噴霧時の液が飛び散らない、何度も消毒すると手がベタつくのでべたつきの少ないもの、容量が多いものと少ないものが必要。という意見をたくさん伺いました。 その結果、処方を何度も検討し現場でも評価いただいた結果、現在のヒアルロン酸配合で高濃度エタノールのジェルを開発しました。容量も60mL、150mL、350mLあります。また当初は医薬部外品のみでしたが、医薬品の許可も取得しました。製品はべたつきの少ない製品になっています。150mLは個人が持ってラウンド可能なポシェットも作成しました。150mLは、他社品よりも容量が少ないので持ち運びの負担も少ないと考えております。 更には、ノロウイルスに効果があるアルコールジェルの要望も頂いており、酸性のエレファジェルプラスも追加規格で発売しますのでご使用頂ければと思います。 →ハクゾウメディカル株式会社の商品一覧へ
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2021.12.22社長インタビュー
【サラヤ株式会社】「手洗い世界ナンバーワン」を目指して、アジア、北米、欧州を始め、世界各地に「日本の手洗い商品」の普及を進めています
1. 会社名 :サラヤ株式会社 2. 氏名 :更家 悠介 3. 役職 :代表取締役社長 4. 年齢 :70歳 5. 趣味 :ゴルフ、読書、釣り 会社に対しての思いをお聞かせください 当社は、「世界の衛生・環境・健康に貢献する」ということを企業目標に掲げ、日々活動をしています。メディカル分野では、主に感染予防に係る商品やサービスを提供しております。 一昨年の暮れから起こったコロナウイルスによるパンデミックでは、消毒剤やPPEの需要が一気に高まり、供給が追い付かない状況が発生しました。しかし、メディカル分野や福祉分野の最前線で感染対応しておられる方々のことを思い、何とか供給をやりくりしながら、商品を切らさずに対応できました。供給の段取りにあたり、いろいろ苦労いたしましたが、無事コロナ感染予防への一端を担えたことに安堵を覚えました。 お客様には、日頃からのご愛顧にお礼を申し上げるとともに、恐縮ですがこの機会に頑張ってくれた社員にも礼を言いたいと思います。今後、サラヤのメディカル部門では、手指衛生、医療器具の再生、個人防護具、環境消毒など幅広い分野で、感染予防に貢献します。 商品に込めた熱い思いをお聞かせください 当社の創業は1952年です。当時は赤痢が流行しており、厚生省の統計によれば同年11万人もの方々が罹患しました。その予防に、手洗いと同時に殺菌消毒ができる「シャボネット石鹸液」を開発し販売したのが、創業事業になります。 それ以降、手指消毒にはいろいろな思いを込めて商品開発を続け、改良・改善を重ねてきました。また、薬剤だけではなくディスペンサーや使用ソフトも大きな役割を果たします。いつ、どこで、何のために、どのように手指消毒を行い、それが感染予防に役立つのかをセミナー、ビデオ、パンフレットなどを通じて普及しています。商品のみならずトータルでお客様に商品をご提供できるのがサラヤの強みです。 また医療現場に向けて、手指衛生遵守率向上のプログラムと商品も開発・普及しました。これらのことも相まって手指衛生遵守率が上がり、院内感染が激減しました。この70年の歴史を経て、当社の手洗い商品は、商品そのものに加え、ディスペンサー、手洗いの各種ソフトも加えた、三位一体の商品であることを強調します。いま当社は「手洗い世界ナンバーワン」を目指して、アジア、北米、欧州を始め、世界各地に「日本の手洗い商品」の普及を進めています。ご支援をいただきますよう、よろしくお願いします。 思い入れのある商品、またその商品の開発秘話をお聞かせください 当社のアルコール手指消毒剤は、日本一、いや世界一です。 さて、日本で速乾性のアルコール手指消毒剤が初めて認可されたのは1979年、当社の「ハンドサニターS」です。当時の厚生省が、初めての用途認可ということで、許可をいただくのがたいへんでした。その頃はこの商品は公衆衛生を中心に販売をしていましたが、1995年からは本格的にメディカル市場に参入し、医薬品「ヒビスコールS」を開発し、市場に送り出しました。ヒビスコールという名前は、日々(ヒビ)スコール(シャワーのように)という気持ちで、私の父で当時社長の更家章太が名づけました。 →「ヒビスコールS」商品一覧へ その後メディカルの色々なシーンで活用していただくため、いくつかのブランドを立ち上げていますが、一番最近は、効果を担保しつつ、手荒れに対して6種類の手指保護剤・保湿剤を配合した「サニサーラAquaLight」を発売しました。 コロナになり、医療現場では手指消毒の頻度が上がり、手荒れが問題になりましたが、これに対して十分お応えできる商品です。最後に、今後も世界一の手指消毒剤が医療・福祉現場に供給できるよう挑み続けますので、どうか重ねてご支援をいただきますよう、よろしくお願いたします。 →サラヤ株式会社の商品一覧へ