社長インタビュー

【サラヤ株式会社】「手洗い世界ナンバーワン」を目指して、アジア、北米、欧州を始め、世界各地に「日本の手洗い商品」の普及を進めています

【サラヤ株式会社】「手洗い世界ナンバーワン」を目指して、アジア、北米、欧州を始め、世界各地に「日本の手洗い商品」の普及を進めています

1. 会社名 :サラヤ株式会社
2. 氏名 :更家 悠介
3. 役職 :代表取締役社長
4. 年齢 :70歳
5. 趣味 :ゴルフ、読書、釣り

会社に対しての思いをお聞かせください

当社は、「世界の衛生・環境・健康に貢献する」ということを企業目標に掲げ、日々活動をしています。メディカル分野では、主に感染予防に係る商品やサービスを提供しております。

一昨年の暮れから起こったコロナウイルスによるパンデミックでは、消毒剤やPPEの需要が一気に高まり、供給が追い付かない状況が発生しました。しかし、メディカル分野や福祉分野の最前線で感染対応しておられる方々のことを思い、何とか供給をやりくりしながら、商品を切らさずに対応できました。供給の段取りにあたり、いろいろ苦労いたしましたが、無事コロナ感染予防への一端を担えたことに安堵を覚えました。

お客様には、日頃からのご愛顧にお礼を申し上げるとともに、恐縮ですがこの機会に頑張ってくれた社員にも礼を言いたいと思います。今後、サラヤのメディカル部門では、手指衛生、医療器具の再生、個人防護具、環境消毒など幅広い分野で、感染予防に貢献します。

商品に込めた熱い思いをお聞かせください

当社の創業は1952年です。当時は赤痢が流行しており、厚生省の統計によれば同年11万人もの方々が罹患しました。その予防に、手洗いと同時に殺菌消毒ができる「シャボネット石鹸液」を開発し販売したのが、創業事業になります。

それ以降、手指消毒にはいろいろな思いを込めて商品開発を続け、改良・改善を重ねてきました。また、薬剤だけではなくディスペンサーや使用ソフトも大きな役割を果たします。いつ、どこで、何のために、どのように手指消毒を行い、それが感染予防に役立つのかをセミナー、ビデオ、パンフレットなどを通じて普及しています。商品のみならずトータルでお客様に商品をご提供できるのがサラヤの強みです。

また医療現場に向けて、手指衛生遵守率向上のプログラムと商品も開発・普及しました。これらのことも相まって手指衛生遵守率が上がり、院内感染が激減しました。この70年の歴史を経て、当社の手洗い商品は、商品そのものに加え、ディスペンサー、手洗いの各種ソフトも加えた、三位一体の商品であることを強調します。いま当社は「手洗い世界ナンバーワン」を目指して、アジア、北米、欧州を始め、世界各地に「日本の手洗い商品」の普及を進めています。ご支援をいただきますよう、よろしくお願いします。

思い入れのある商品、またその商品の開発秘話をお聞かせください

当社のアルコール手指消毒剤は、日本一、いや世界一です。

さて、日本で速乾性のアルコール手指消毒剤が初めて認可されたのは1979年、当社の「ハンドサニターS」です。当時の厚生省が、初めての用途認可ということで、許可をいただくのがたいへんでした。その頃はこの商品は公衆衛生を中心に販売をしていましたが、1995年からは本格的にメディカル市場に参入し、医薬品「ヒビスコールS」を開発し、市場に送り出しました。ヒビスコールという名前は、日々(ヒビ)スコール(シャワーのように)という気持ちで、私の父で当時社長の更家章太が名づけました。

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その後メディカルの色々なシーンで活用していただくため、いくつかのブランドを立ち上げていますが、一番最近は、効果を担保しつつ、手荒れに対して6種類の手指保護剤・保湿剤を配合した「サニサーラAquaLight」を発売しました。

コロナになり、医療現場では手指消毒の頻度が上がり、手荒れが問題になりましたが、これに対して十分お応えできる商品です。最後に、今後も世界一の手指消毒剤が医療・福祉現場に供給できるよう挑み続けますので、どうか重ねてご支援をいただきますよう、よろしくお願いたします。

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